「なにこの超ポップなブース!」建設の展示会で異彩放ちまくり!! 展示物もスゴイ 実は「仮設トイレの会社です♪」

幕張メッセで開催された「建設・測量生産性向上展」に、目を引くアメリカンダイナー風のブースを発見。突飛なデザインにしたのは仮設トイレを扱う企業。担当者いわく、業界が抱える「負のイメージ」を変えたいとのことでした。

アメリカンダイナーみたいなブース 仮設トイレ企業がなぜ?

 千葉県の幕張メッセで2024年5月22日から24日まで行われた建設・測量業界向けの展示会「CSPI-EXPO2024」。会場にはショベルカーやクレーン車を始めとした重機だけでなく、工事で使われるさまざまな建設機械が展示されていましたが、それ以外にも建築業界に関わる様々なモノが展示されていました。なかでも、建築現場と切っても切れない存在といえるのが「仮設トイレ」でしょう。

 建築現場においては、工事終了後に撤去する必要があるため、トイレは設置・搬出が簡単にできる仮設式が定番となっています。また、建設業界以外にも大規模な野外イベントや、災害発生時の被災地などでも仮設トイレが必要になります。実は市民生活でも意外と多くの人々が利用している機器です。

 会場には仮設トイレを扱う企業が複数出展していましたが、その中で異彩を放っていたのが、日野興業の展示ブースでした。

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「CSPI-EXPO2024」で日野興業が出展した牽引式トイレ。重量を750kg以下に抑えたため、牽引免許なしでも移動させることができる。便器の汚物は袋に落ちて、それを電気圧着で密閉してパウチするため衛生面にも配慮した構造となっている(布留川 司撮影)。

 同社は仮設トイレのレンタルと販売を行っている会社で、その業務は昭和40年代から現在まで長く続いています。そのような仮設トイレ業界の大手企業にもかかわらず、今回の展示ブースの雰囲気は「カジュアル」そのもの。

 社名はポップなアルファベットの文字看板で掲示し、ブース全体を昔のアメリカンダイナー風に演出。ブース内には飲食店で見かけるバーのような一角が設けられ、ドリンクやスナックを配布していました。

 商談を行うスペースも、レストランにあるようなボックス席となっており、脚の高いカウンターチェアとテーブルからなるオシャレな構成。そのため、ブースに立ち寄った来場者たちは、商談というよりも飲み物を片手に雑談をしているような感じでした。

【ひと昔前とは違うから】これが軽トラで移設OKな最新の仮設トイレです(写真)

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