東武東上線「最古の駅」が様変わり!? 駅周辺で開発検討へ「閑散とした車両工場」はどうなる
よく見かける行き先の駅。
東上線の川越市駅周辺で開発を検討
東武鉄道は2024年5月、東上線の川越市駅周辺で開発を検討していく方針を明らかにしました。同社は、2027年度までのグループ中期経営計画に「鉄道ネットワークを基盤とした沿線中核拠点の地域ターミナル化」を盛り込んでおり、その一環として同駅周辺の開発を検討するとしています。
川越市駅は、東武東上線の前身となる東上鉄道が1914年に開通した際、川越町駅として開業。川越市の市制施行に伴い、1922年に川越市駅に改称しています。東上線では池袋駅や下板橋駅、成増駅などと共に、開通当初から存在する最古の駅です。
駅の西側に東武鉄道の川越整備所(旧川越工場)があり、東上線の車両検査などを行っていましたが、一部機能が埼玉県久喜市にある南栗橋工場に移管されたため、現在は閑散とした状態になっています。
東側には、駅前に東武グループが運営する「東武スポーツクラブかわごえ」やスケートセンターがあったものの、2016年に営業を終了。2017年に解体工事が行われ、現在は駐車場として暫定的に活用されています。
現時点では、川越市駅周辺の開発概要は明らかになっていませんが、観光や商業機能など、新たな都市機能の充実を図る方針が示されています。開発の対象地はどこになるのでしょうか。
東武鉄道は「駅前の『東武スポーツクラブかわごえ』やスケートセンターの跡地を対象に、周辺環境の変化を見極め、行政とも協議を行いながら具体的な活用方法の検討を進めていきます」(広報部)と話します。
川越整備所(旧川越工場)については「一部機能を南栗橋工場に移管したため、閑散としていますが、現在も車両修繕等で使用しており、閉鎖はしていません」とのこと。現時点で再開発計画などがあるわけではないとしています。
今後は「東武スポーツクラブかわごえ」やスケートセンターの跡地で、具体的な開発の検討が進んでいく見通しです。
【了】
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