東武東上線に「新名所」誕生! ホンモノのSLが走る“鉄道模型の聖地”に貴重な車両が大集結!
埼玉県鶴ヶ島市と鉄道模型メーカーの関水金属が連携して整備する「Nゲージとガーデンパーク」がオープンしました。各地から集められた軽便鉄道の機関車や木造客車などが動態保存される注目の施設となっています。
埼玉県鶴ヶ島市に「Nゲージとガーデンパーク」が開業
埼玉県鶴ヶ島市と鉄道模型メーカーの関水金属が連携して整備する「Nゲージとガーデンパーク」が、2024年6月9日に同市内でオープンしました。貴重な機関車や木造客車などが動態保存されています。
この施設は、Nゲージブランド「KATO」を展開していることで知られる関水金属の新工場と、隣接する「鶴ヶ丘児童公園」を、英国風のナチュラルガーデンとして一体的に整備した公園です。東武東上線の鶴ヶ島駅西口から徒歩で約15分の場所にあります。
敷地内には、軌間762mmと610mmの軌道が敷設された三線軌条(デュアルゲージ)の軽便鉄道「KATO Railway Park・関水本線」が整備されました。この「関水本線」は、新工場の周りを一周する形で敷設されており、機関庫も併設。各地から集められた軽便鉄道の機関車や木造客車などが保存展示されています。
蒸気機関車は、長野県の野辺山SLランドで動態保存されていた「OLIVER (オリバー)」号や、西武山口線で走った「コッペル532号機」のほか、新製の「OSCAR(オスカー)」号を保存。東海道線の辻堂駅西口にあった関東特殊製鋼の工場専用線で使用されていたディーゼル機関車「BILLY(ビリー)」号などもあります。今後は、西武山口線で「おとぎ電車」として親しまれた蓄電池機関車「B13」なども復元された上で保存される予定です。
保存車両の走行・公開日については、関水金属と市が協力して設定していくとしていますが、ふだんから、公園内に設置された機関庫の窓から機関車を見学可能です。
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