JAL株主「俺の運賃48万円を剰余金から返せ!」「737MAXは平気?」経営陣の回答は? CAの制服にも言及
「私なりの方法をあなたに教えます」「48万8620円を剰余金から返金しろ」
――ボーイング社の737MAXの設計製造運用において、トラブルが頻発していると認識しています。個人的には導入してほしくないのですが、今後の導入計画と、もし導入する方針であればそれがベストであるという理由についてお尋ねしたいです。
ボーイング 737MAX シリーズにおいて過去発生した墜落事故については 、事故原因は特定されており、必要な機材改修、運航マニュアルにも反映されており、安全性が確保されていることを 当社においても確認しております。
当社は米国シアトルに技術者を駐在させており、ボーイング社の品質について日常的な監視を行うとともに当社が受領する機材が製造される際には、製造工程における検査を行うとともに、完成機に対する試験・検査を行い、安全性と品質を確認した上で機体を受領しております。機材の選定においては安全性、経済性、快適性、機材計画の柔軟性など多角的・総合的に評価を行い決定しています。
ボーイング 737MAX シリーズは燃費効率の優れた次世代エンジンの搭載や新型ウイングレット装着・機体後部デザインの変更による空力特性の改善等で既存機(737-800)よりも 15%程度燃費を改善するなど、経済性・環境性に優れた機体であることから導入を決定しております。
――エアバス A350-1000 をいつか国内路線で就航することはありますか?
当社のエアバスA350-1000は国際線仕様の機内設備となっており、現時点では、国内線へはエアバス A350-1000を投入する計画はございません。国内線においては2019年から導入しているエアバス A350-900を主力機として幹線に投入し、低騒音で省燃費の快適な空の旅をお届けしてまいります。
このほか、「動議。JALプラザで中国のビザがいらないといわれて、羽田~北京線の航空券を13万で買いました。その後、中国のビザがないため、羽田~北京~香港~羽田を48万8620円で購入しました。JALプラザで発券したときは中国は滞在96時間以内であればビザはいらないといわれたにもかかわらずです。また、ビザについてはお客側の問題なのでJALプラザ側は取り合ってくれません。剰余金のなかに私が支払った48万8620円があるはずなんですが……。返還してくれるのでしょうか?」といった質問や、「JAL便に乗ったとき指摘事項がある。早くに空港にいったのですが、妨害ないしシステム不備で、搭乗がギリギリになりました。非常時の対応などの改善について疑問を感じました。私は私なりの解決方法があります。具体的にということであれば(私が考えた解決方法の)話をします」といった提案が株主からJAL経営陣に投げかけられました。
なお、同総会で上がった株主側の修正動議についてはすべて否決となっています。
【了】
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