西武線の「宙に浮いた短絡線」計画どうなる?「新宿と秩父を結ぶ特急」案も 株主総会での回答は

要望に対して西武鉄道の回答は?

 西武鉄道の藤井高明 取締役は株主総会での質問に対し、「我々としても、(飯能駅での方向転換は)常に課題として感じている。機会があれば、しっかりと改善できるように取り組んでいきたい」としたうえで、短絡線については「輸送需要を見ながら検討しているが、現時点では整備することは考えていない」との見解を示しました。
 
 また西武新宿線では、1993年に特急「小江戸」の運行が始まるまで、西武新宿と西武秩父を結ぶ特急列車「おくちちぶ」が土休日に運行されていました。この列車は所沢と飯能で2回方向転換することが特徴で、景色の良い西武秩父線区間は座席が進行方向を向いた状態になります。

 この西武新宿~西武秩父間の特急を今後設定するかどうかについては「現在、所沢駅の立体交差事業(ふれあい通り線)の関係で、配線が変化しており、西武新宿線から西武秩父方面への特急運行が難しくなっている。これを解消できるタイミングで可能性も含めて検討していきたい」と話しました。

【了】

【画像】宙に浮いたまま..これが「飯能短絡線」のルートです

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