「岡山の環状道路」開通延期へ 24年度延伸を見直し 中国地方屈指の渋滞ポイント改善遠のく
開通がすごく待たれているところだっただけに…!
岡山のガン「大樋橋西」からの南進 お預けに
国土交通省 岡山国道事務所は2024年6月24日、建設中の国道180号「岡山環状南道路」について、開通予定を見直すと発表しました。
当該区間は国道2号と180号が交わる「大樋橋西」交差点から南へ、国道30号との交点までをつなぐ2.9kmです。2024年度の開通が予定されていましたが、「想定以上に時間を要している」といいます。
この区間は干拓地のため、軟弱地盤対策を行いながら進めているものの、地盤が非常に弱い箇所があり、施工重機の沈下対策を目的とした追加の対策が必要になるなどしているそうです。軟弱地盤対策が必要な2.2kmのうち、工事用進入路として使用している0.1kmの区間が未着手であり、施工完了区間と同様に追加の対策が見込まれるといいます。
見直し後の開通時期については、今後の地盤改良工事の進捗状況を踏まえて精査し、改めて発表するといいます。
延伸部の北側「大樋橋西」付近は、交差点部で1日12万台の交通量があるとされる中国地方でも有数の混雑ポイントです。2023年までに同交差点のうち国道2号側が立体交差しましたが、それでも渋滞しているという声がSNSなどで寄せられています。岡山環状道路の延伸開通による交通分散の実現は、少しのあいだ、お預けということになりそうです。
【了】
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