広島駅を最強にする「駅直結高速」整備で周辺も大変化! 「ダブル立体の下」開通でJRの踏切廃止へ
遅れていたアンダーパスがついに開通です。
「芸備線の踏切」廃止へ
広島市内の都市高速の新線「広島高速5号線」と同時並行で市が整備を進めてきたJR芸備線のアンダーパスが、間もなく開通します。2024年5月下旬から6月上旬の予定で、道路切り替え工事を行い、踏切を廃止する見込みです。
広島高速5号線は、広島駅北口と広島高速1号線・2号線を直結する新線で、完成すれば駅から山陽道までのアクセスが飛躍的に向上します。駅北側の山を貫くトンネルと、芸備線や新幹線車両基地をまたぐ高架区間で構成される4kmの自動車専用道です。
この高架区間の整備と合わせて、芸備線の「中山踏切」(戸坂ー矢賀)を立体化する工事も進められています。中山踏切は広島駅方面から市北部と東部へ向かう主要県道が交わる複雑な構造となっており、県の主要渋滞箇所に位置付けられています。
中山踏切の前後は、広島高速5号線の高架とアンダーパスが重なる、上空と地下の二重立体交差で芸備線を跨ぐ構造ができてきています。アンダーパス開通後は、広島高速で建設中の「中山出入口」が接続する交差点から、アンダーパスを経由して線路の東側へ出ることが可能となります。
切り替えにともない、高速北側の既存の県道は、一時的に通れなくなるものの、沿線の人々は利用できるそうです。
なお、広島高速5号線は2023年に開通が4年遅れる見込みであることが発表され、2028年度の完成予定。ただ高架部はかなり出来上がっているほか、計1407mとなるトンネルも4月11日時点で約1048mができています。
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