「西武車の王国」が終わる!? JR東海から初めて車両譲受 今後のプランを聞いた 一部は「走らせません」
改造内容は?なぜJR車を導入?色々聞いてみた
三岐鉄道によると、211系の導入により、既存の元・西武車両は全て置き換えの対象になるとのこと。改造内容については「詳細は決まっていませんが、ワンマン化やバリアフリーへの対応などを予定しており、外装についても変更する方向で検討しています」(三岐鉄道 鉄道部)と話します。
これまで西武鉄道から譲受された車両ばかりが走ってきた三岐鉄道は、なぜJR東海の車両を導入するのでしょうか。
その理由については「当社の路線は、JR線と貨物輸送を実施しており、JRの車両も規格面で問題なく走らせることができます」と話します(同)。
西武鉄道には、三岐線の既存車両の置き換えに適した「出物」がなかったことも理由だそう。また、これまで西武鉄道から導入した車両は、先頭車化改造を行う必要がある車両も存在した一方で、211系はそのまま導入できる点もメリットだといいます。
JR東海では、新型車両315系の増備により、急速に姿を消しつつある211系。今後も名古屋からそれほど離れていない場所で、元気に活躍する姿を見ることができそうです。
【了】
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