高速を走る商用車から「脚立が落下」あわや大惨事! NEXCO映像公開 想像以上に恐ろしい“落下物”

「自分で修理するしかなかった」落下物“被害者”の訴え

 高速道路の落下物処理件数は2022年度に約30.9万件もあります。これはNEXCO3社と首都・阪神・本四高速6社の合計。1日あたり約85件にも上る計算です。

 道路会社は管制センターで路上の状況を常に見守り、落下物を発見すればすぐに現場へ駆けつけていますが、発見から処理までにはどうしてもタイムラグが発生します。だからこそ、迅速な処理につなげられるよう、落下物を発見したら道路緊急ダイヤル「♯9910」などで通報してほしいと呼びかけています。

 では、実際に落下物に乗り上げるとどうなるのでしょうか。

 ゆっくりしたスピードであれば「乗り越えられるかな」と思えるような低く小さな落下物でも、高速走行時はバンパーなどを損傷することも。さらに、落とし主が分からない場合は、自損事故扱いとなり、自分でクルマを修理せざるを得ないケースもあります。

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落下物処理のための交通規制のイメージ(画像:NEXCO東日本)。

 落とし主は落下物に気づいていないかもしれません。しかし、小さな落下物でも乗り上げれば思わぬ損傷につながる可能性があり、後続車へ多大な損害を与えかねません。落下物は「落とし主の責任」です。

 NEXCO東日本によると、冬季にはスノーボードなどの落下物もよく見つかるといいます。そうした落下物の原因の多くは積荷の固定不足であり、走行前の点検だけでなく、長距離・長時間走行の途中での再点検も欠かさず行ってほしいと呼びかけています。

【了】

【え、コレ落ちてんの!?】あまりにデカい「落下物」(写真)

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