「アルト47万円」からの進化が独特すぎる!? その後もスゴイぞ伝説のスズキ・アルトたち 「EV化?昔の話だね」

1979年の登場から今日に至るまで、日本のベーシックな軽自動車の代表格であり続けるスズキ・アルト。同車両はその歴史の中で、かなりの思考錯誤を繰り返しています。

一度見たら忘れられない8代目アルト…

 また1999年にはクラシックデザインのアルトCも展開。2000年前後には最新車両のクラッシックデザイン化が流行しており、アルトCもクラシカルでありながら、このモデルからはSRSエアバッグ、ABSを標準装備しました。

 以降もアルトは約4~6年の間に定期的にフルモデルチェンジを行いますが、これらの変遷の中において、近年特に評価が高かったのは35周年の年である2014年に登場した8代目です。

 特徴的なツリ目っぽいヘッドランプはボディ同色で縁取りされおり、メガネをかけたような表情ともいわれ、とにかく一度見たら忘れられないデザインです。従来の日本車、それも軽自動車にはなかったスズキの独創性で業界の度肝を抜きました。また、大幅な軽量化などで「ガソリン車ナンバーワンの低燃費」を実現したことで、アルトの素晴らしさを従来のユーザー以外にも知らしめ、数々の賞を受賞したことでも知られるモデルです。

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現状最新型の9代目アルト(画像:スズキ)

 2021年登場の現行9代目モデルに至るまで、走行性・安全性・実用性・快適性すべての向上をはかり続けながら、一方で従来のスタイルにとらわれることなく柔軟なアイデアを多く取り入れてきたのもアルトでした。近い未来では、どんなデザインのアルトが登場するのでしょうか。

【了】

【90年代にEV!?】これが歴代「変わり種アルト」たちです(写真)

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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