路線バスで「自転車も運べるのがフツー」 なハワイ その方法が豪快だった!
ハワイでも移動の足として欠かせない路線バス、しかしその見た目は日本のものとはだいぶ異なっていました。最も大きな違いは、車体前面に見慣れないものがついていることかもしれません。
積み下ろしはセルフサービスです
日本では人々にとって欠かせない移動手段である路線バス。その見た目は、会社ごとに細かな違いはあれど、全国でそこまで大きな違いがあるわけではありません。しかし、アメリカの路線バスとなると、その限りではないようです。
筆者がハワイのホノルルを訪れた際、街中を走る路線バスを見ているとあることに気が付きました。多くのバスの車体前面に、自転車を載せるためのラックが取り付けてあるのです。おおむね2台から3台の自転車を収容することができる仕組みで、自転車が載っていない場合はラックを折りたたんで収納してあります。
ハワイ在住の人にその使い道を聞いてみると、「バス停から自宅まで、あるいは降りるバス停から目的地まで距離がある場合に自転車を使用する際、バスのラックに載せて移動する」とのこと。実際にハワイで運行しているバス会社「へレオン・バス」のホームページを見ると、サイクリングに向かう人や、目的地までの道路が混雑している場合などに自転車を利用する人のために、このサービスを提供しているとの説明がなされています。
気になるその利用方法ですが、まずはバスに取り付けられているラックを下ろし、自転車を載せます。そして、落下防止用のアームを自転車の前輪に取り付け、あとはバスに乗車するだけです。
また、バスによっては車内に搭載スペースがあったり、折り畳み式自転車の場合には、座席の下に入れられるなどほかの乗客の迷惑とならなければ、車内への持ち込みが許可されたりすることもあるとか。ただし、運転手の視界を遮るような場合や、ラックに設けられている溝の幅に合致しないような太いサイズのタイヤをはめている自転車については、搭載が認められていません。
こうした「サイクルラックバス」、日本でも一部事業者で導入されていますが、まだまだ少数派です。
【了】
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