ウクライナ“迎撃困難なミサイル”をドローン攻撃で破壊 北朝鮮が供与した脅威の兵器とは
またドローンが活躍。
ロシア領内のミサイル倉庫に攻撃
ウクライナ国家安全保障・国防会議(NSDC)は2024年9月9日、ロシアの弾道ミサイル保管倉庫をドローン攻撃で破壊したと発表しました。
同国の政府公式メディア「ユナイテッド24」によると、ヴォロネジ州ソルダツコエにある弾薬庫に対し攻撃を行い、同地に保管してあった北朝鮮製の短距離弾道ミサイルKN-23「火星11号」に損害を与えたとのことです。
「火星11号」は、ロシアが開発した短距離弾道ミサイルの9K720「イスカンデル」を元にしたもので、ウラジーミル・プーチン大統領の要請によりロシアに供与されました。
ウクライナでは、2023年末頃から「火星11号」による攻撃が確認されています。射程は600km程度とされ、「イスカンデル」同様、通常の弾道弾とは異なる軌道を極超音速で進むため、迎撃が難しいとされています。しかし、半数以上のミサイルが「空中で爆発した」という報告もあり、精度は低い可能性も指摘されています。
しかし、インフラ攻撃などでの潜在的な脅威であることには変わりなく、NSDCのアンドリー・コヴァレン氏は「プーチン大統領が金正恩氏に事実上懇願した北朝鮮のミサイルは破壊された。イランのミサイルも同じ運命をたどるだろう」と公式テレグラムに投稿しています。
【了】
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