夢の「四国の右下ぶち抜き高速」いまどうなってる? 全部できたら170km “途切れた区間”が開通間近!
空港から東もつながるぜよ!
壮大!「四国の右下の高速」徐々にできてる!
高知県内で「南国安芸道路」の途切れた区間の建設が佳境を迎えています。2024年9月26日には、出来上がった橋の路面に地元の園児が絵を描く「お絵描きイベント」も実施されます。
南国安芸道路は、高知道の高知JCTから南東へ延びる計画延長36kmの「高知東部自動車道」の一部を構成します。すでに高知JCTから高知龍馬空港ICまでは2021年に開通し、空港アクセスが飛躍的に向上しました。
さらに、香南市の香南のいちICから芸西村の芸西西ICまでの約9kmも開通済み。この両区間をつなぐ高知龍馬空港IC-香南のいちIC間3.5kmが、2025年春頃の開通予定となっています。
その先は、「四国の右下」を貫いて徳島市の徳島道までが細切れに開通していますが、未開通の区間もほとんどの区間で事業化されています。高知JCTから徳島JCT(徳島道)までの「高知東部自動車道」「阿南安芸自動車道」「徳島南部自動車道」を全て合わせると、約170kmもの一大ネットワークになります。
徳島南部道路は徳島JCTから南へ、徳島津田ICまで7.1kmが開通済のほか、小松島市と阿南市を結ぶ区間(立江櫛渕ICー阿南IC)が2025年度に先行開通する予定です。
高知・徳島両県にまたがる「阿南安芸自動車道」およそ110kmは、111の区間に分かれ、うち全線開通しているのは2区間に留まります。防災上問題のある箇所などが先行して供用されており、地すべり対策でトンネルだけ開通している箇所などもあります。
なお、このルートは「四国の右下」の末端である高知県室戸市は経由せず、山側の国道493号を短絡する線形となっています。ちょうど、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の奈半利駅と、「DMV」の運行で知られる阿佐海岸鉄道の甲浦駅を直結するようなイメージです。
【了】
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