「あれ、給油できないぞ?」実は全部見られています! セルフGSに潜む“中の人”の役割とは!?
セルフサービスのガソリンスタンドで、なかなか給油が始まらなかった経験がある人もいるかもしれません。実はそのとき、事務所にいる店員がなんらかの事情で「許可」を出していない可能性があります。
セルフでも「店員の許可」が必要!
セルフサービスのガソリンスタンドで、なかなか給油が始まらなかった経験を持つ人がいるのではないでしょうか。実はなかなか給油が始まらない場合は、事務所にいる店員が「給油許可」を出すのが遅れている可能性があります。
セルフサービスのガソリンスタンドは“無人”というわけではありません。一連の流れは必ず事務所にいる店員にチェックされています。セルフスタンドでは店員がサービスルーム内から、目視あるいは監視カメラで客の行動をチェックする必要があるからです。
総務省消防庁によると、誤給油の心配はないか、ポリタンクなどの容器に給油しようとしていないか、子どもに給油ノズルを持たせていないかなど、危険に直結する行為に注意を払い、適切に指導する必要があるといいます。
客が一連の手順を問題なく済ませ、給油ノズルをクルマの給油口に差し込んだ時点で、店員はサービスルーム内にある「制御卓」と呼ばれる装置の「給油許可」ボタンを押します。これで給油が可能になります。
これは深夜でも変わりなく、一見無人に見えても「給油監視」と「給油許可」のため、ひとりは必ずサービスルームに常駐する必要があります。
2017年にあるガソリンスタンドで、小さな棒が自動で繰り返し給油許可ボタンをたたく“謎の装置”を使って不正をしていたことが問題となりましたが、給油許可は消防法により定められたセルフスタンドのルールなのです。
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