「あと30年頑張るためのエンジン」親子三代が乗った爆撃機 100年を目指す最終段階のテスト開始へ
アメリカ国防総省は2025年12月23日、B-52戦略爆撃機のエンジン換装に向け、ボーイング・ディフェンス・システムズに対しタスクオーダー(試験機での換装・統合・試験などの作業)を発注したと発表しました。
新しいエンジンはロールス・ロイス製
アメリカ国防総省は2025年12月23日、B-52戦略爆撃機のエンジン換装に向け、ボーイング・ディフェンス・システムズに対し、タスクオーダー(試験機による換装・統合・試験などの作業)を発注したと発表しました。
これは、B-52の動力として使用されているプラット・アンド・ホイットニー製TF33エンジンを、ロールス・ロイス製の新型エンジンF130に換装するための前段階となる試験です。2機のB-52Hを用い、エンジン関連サブシステムの統合をはじめ、地上試験および飛行試験を通じて、性能・安全性・信頼性などの検証が行われます。
初年度分の予算としては3577万ドル(約55億4600万円)が割り当てられており、このタスクオーダーは2033年5月31日まで実施される予定です。契約総額は20億4000万ドル(約3200億円)に達する見込みです。タスクオーダー完了後、試験結果が承認されれば、最大76機のB-52HがB-52J仕様へとアップグレードされることになります。
エンジン換装後のB-52Jは、生産が始まった最新鋭爆撃機**B-21「レイダー」**の長距離打撃力を補完する存在として、少なくとも2050年代までの運用が予定されています。初期生産型のB-52が初飛行してからすでに約70年が経過していますが、今回のエンジン換装が成功すれば、実質的に100年にわたって運用される爆撃機となります。
なお、アメリカ空軍には、親子三代にわたってB-52に搭乗している家族も存在しています。





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