空自の「世界で1機しかない異形機」お披露目へ! “都心から最も近い航空祭”が5年ぶり一般開催
「カモノハシ」がホームベースの航空祭に参加!
2024年11月3日(日)に入間航空祭が開催
航空自衛隊入間基地は、2024年11月3日(日)に「航空自衛隊創設七十周年 入間基地祭」を開催すると発表しました。今回は5年ぶりに、制限がない一般開催となります。
入間基地は、毎年11月3日に「入間航空祭」として基地を一般開放し、各種航空機の展示を実施しています。基地の特徴は、専用滑走路を有する航空自衛隊の基地(いわゆる航空基地)としては、都心から最も近い点です。鉄道であれば東京駅から1時間10分ほどで、池袋駅からならば約40分で、基地に面した最寄りの西武池袋線・稲荷山公園駅に到着します。
当日は、世界で1機しか存在しない電子戦訓練機「EC-1」が入間航空祭で初めて登場するほか、アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行、退役するC-1輸送機(31号機)のセレモニーなども予定されています。小松基地・第6航空団のF-15戦闘機や陸上自衛隊のOH-1ヘリコプターなども地上展示されます。
C-1輸送機をベースに開発されたEC-1は、カモノハシのような異様な外観が特徴。機体にはコブのようなアンテナフェアリング(覆い)が複数あり、機首にも装着されています。自衛隊が運用する航空機の中では秘匿性が高い機体ですが、直近では松島基地航空祭で展示されました。今回、ついにホームベースである入間航空祭への参加が実現します。
防衛省は「第3回人的基盤の抜本的強化に関する検討委員会」で、旧式の機体を用途廃止して効率化を図る方針を示しており、EC-1やC-1は近く退役する予定。今年の航空祭では、貴重な雄姿を見ることができそうです。
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