渋滞緩和&空港アクセスの二刀流! 常磐道に接続する“国道6号バイパス計画”どこまで進んだ? 石岡市街をぐるり迂回
国道6号千代田石岡バイパスの事業は、どこまで進んでいるのでしょうか。
常磐道~茨城空港の新ルート
国土交通省関東地方整備局が2024年9月、今年度2回目の事業評価監視委員会を開催。このなかで国道6号千代田石岡バイパスについて再評価を行いました。
千代田石岡バイパスは、茨城県の土浦市中貫から石岡市東大橋までを結ぶ計画延長15.7kmの道路です。このうち現在は、かすみがうら市市川から石岡市東大橋までの5.8kmで事業が進んでいます。
この5.8kmの区間は1998年度に事業化、2003年度から用地取得に着手、2004年度から工事に着手しています。道路は幅30.0m・4車線、交通量1万3800台~1万7700台の計画です。
ルートは、常磐道の千代田石岡IC近くで国道6号(現道)から離れ、石岡市街の南側を進み、国道355号に接続します。
関東地方整備局によると、道路整備により国道6号の慢性渋滞の緩和や事故減少などが見込めるほか、茨城空港へのアクセス性向上、隣接する茨城空港テクノパークの物流機能の強化・企業活動の活性化が期待されるとしています。
現在、常磐道下りから空港に向かう際は、石岡小美玉スマートIC経由が便利ですが、千代田石岡バイパスが開通すると、千代田石岡ICからの新たなアクセスルートが形成されます。関東地方整備局によると、千代田石岡IC~空港間の所要時間は、現行の39分から開通後は30分に短縮される見込みです。
同バイパス事業区間は、2024年3月末時点で用地取得はほぼ済んでおり、現在は改良工や橋梁上部工事などが進められています。
【了】
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