「世界一短い航空路線」どこ? 驚愕の距離&飛行時間…「マジでコレ、秒です!」な特殊すぎる光景

2024年、「日本一短い航空路線」の歴史が変わりましたが、「世界一短い航空路線」は、その比ではない短さです。なんと、“秒”のときもあるといいます。どのような路線なのでしょうか。

53秒でフライト終了のときも

 国内最短の航空路線は、それまで知られていたRAC(琉球エアーコミューター)の南大東~北大東線が2024年8月に休止となったため、以降はJAC(日本エアコミューター)の奄美大島~喜界島線に変わっています。では、世界の「最短の航空路線」はどこにあり、どのような理由で運航されているのでしょうか。

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パパ・ウェストレー島に就航する世界一短い定期航空便の機材(画像:Papay Development Trust)。

 世界最短の航空路線としてギネスブックにも認定されているのが、英スコットランド・オークニー諸島のウェストレー~パパ・ウェストレー線です。その距離はたったの2.74kmで、中部空港開港まで「名古屋空港」として使用されていた県営名古屋飛行場の滑走路(2740m)とほぼ同じくらいです。

 ちなみに、先述の南大東~北大東線は直線距離約13km、奄美大島~喜界島線は直線距離約24kmです。

 ウェストレー~パパ・ウェストレー線は、スコットランドの航空会社「ローガンエア」が運航しており、8人乗りの小型プロペラ機を使用しています。ギネス公式サイトによると、地上走行を含めた飛行時間は2分。さらに海外報道によると、わずか53秒でフライトを終えた日もあったとのことです。

 なお、この2島間は、飛行機のほか船でも結ばれています。また、将来は2島間に橋を架ける計画も報じられていましたが、現状その計画の進行はないようです。

【了】

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