車にぶつかる!? ウクライナ軍の攻撃ヘリ「驚愕の低空飛行」パイロット目線の衝撃映像が公開
編隊で低空飛行って!?
コックピット内から超低空飛行を撮影
ウクライナ国防省は2024年10月16日、自軍のヘリコプターが道路の真上を超低空で飛行する映像を公開しました。
映像では、ヘリコプターが道路を走る車に接触しそうなほど低い高度で飛行しています。なお、眼下には多銃身機関砲が見えるほか、風防の枠の形状が半円形である点などを鑑みると、乗っている機体は旧ソ連が開発したMi-24攻撃ヘリです。
実際、映像の後半で横を飛ぶ僚機の姿が見えますが、そちらはまさにMi-24でした。
Mi-24はNATO(北大西洋条約機構)がコードネームとして付与した「ハインド」の通称でも知られる傑作ヘリコプターで、初期型のA型こそ平面構成の風防と並列複座の操縦席でしたが、改良型のD型以降は、円形風防に縦列複座となり、以後輸出仕様のMi-35も含めてシリーズ累計で3000機以上が生産されています。
ウクライナでも多数が現役で運用されており、イギリスの民間研究機関・国際戦略研究所(IISS)によると2024年現在、同軍には各タイプ合わせて45機あるといいます。
戦場となっているウクライナでは、前線に近い危険な空域で、敵のレーダーによる探知を回避するため、匍匐(ほふく)飛行と呼ばれる超低空飛行を行うケースがよく見られます。
ただ今回は、戦闘任務による匍匐飛行ではなく、熟練パイロットによるデモフライトのようです。
【了】
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