「“乗り鉄”の航空会社トップ」 ANA平澤新社長体制でどう変わる? 「国内移動がいまよりラク」になる可能性も

2026年4月、ANA新社長に平澤寿一氏(現副社長)が就任します。平澤新社長体制のもと、同社はどのような変化が予想されうるのでしょうか。

国際線の拡大と「他の交通機関とのタッグ」

 2026年4月、ANA(全日空)の新社長に平澤寿一氏(現副社長)が就任します。平澤新社長体制のもと、同社はどのような変化が予想されうるのでしょうか。

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左がANAの平澤寿一新社長。右は井上慎一現社長(乗りものニュース編集部撮影)。

「正直申し上げまして、社長ということで指名をいただきました瞬間は、驚きましたというのが第一印象でございました。私ができることには当然のことながら限りがあります。気負わず、社員1人1人の知恵と力を借りながら、全員で一歩一歩経営を進めていきたいと考えております」。平澤新社長は次のように話します。

 平澤新社長は「乗り鉄といえば乗り鉄だと思います。高校、大学ぐらいのときには旧国鉄の路線を全路線乗るというようなことをしました。一般の方よりは鉄道にも詳しいのではないかと思います」、さらに「飛行機の機種であるとか路線とかには、この会社に入る前から興味を持っていたのは事実です」と”航空・鉄道ファン”であることを明らかにしています。

 平澤新社長体制におけるもっと大きな成長の軸となるのが、国際線の強化です。同社では2月に公開した「中期経営戦略」において、新滑走路の整備などで発着回数が1.5倍に増加する見込みの成田空港が再拡張された後、北米線・アジア線を増強し、成田便の事業規模1.7倍を目指す方針を打ち出しました。

「国際線は今後、非常に中核となっていく事業であることは間違いございません。まだまだANAについても国際線で運航していない地域であるとか、新たなマーケットなどがあるのも事実です。一方で国際情勢であるとか、景気動向、様々なものを見極めながら、社内で大いに議論しながら新しいサービスであったり、あるいは新しいマーケットを開拓することを全員で考えていきたいと考えております」(平澤新社長)

 また、そのバックグラウンドもあってか、新社長が強調したのは「他の交通機関との連携」です。

「実は私はANAグループで2019年からMaaS(Mobility as a Service)の事業を担当してまいりました。鉄道会社さん、バス会社さん、あるいはタクシー会社さんなどと、1つのアプリの中でご手配ができるようなものを徐々に構築してまいりました」

「こういった取り組みは、ANAと関係する会社さんだけではなくて、他社さんも含めて幅広い取り組みにできればというふうに考えております。特に日本国内のご移動はもとより、日本の方が海外に行かれたときであったり、海外の方が日本に来られたときに、ストレスなく各地をご移動いただけるような仕組みを構築するためには、単独の会社だけではなかなか難しいところもありますので、業界あるいは運輸交通関係、それ以外の方々、関係者の連携をすることが重要だと思いますので、今後とも加速していく必要があると考えております」

【写真】えっ…これがANAの「ファースト涙目の新ビジネス」驚愕の全貌です

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