自国産車両初「30mm機関砲を発射!」さらに重武装になった装甲車の姿を公開 ウクライナ

かなりゴツい!

30mm機関砲を搭載した新タイプ

 ウクライナ国防省は2024年11月7日、自国企業製の装甲兵員輸送車「ヴァルタ2」が、30mm機関砲が取り付けられた、シック重戦闘モジュールを搭載した状態での射撃テストに合格したと発表しました。

Large 241108 va 01

拡大画像

「ヴァルタ」装甲兵員輸送車(画像:ウクライナ・アーマー)。

 ヴァルタ2は、同国の軍用車両製造企業であるウクライナ・アーマーが開発した車両で、同社の「ヴァルタ」に重戦闘モジュールが搭載できるように改良を加えた車両になります。2024年9月にプロトタイプ車両の公開を行い、現在は国防省での運用試験を行っています。

 シック重戦闘モジュールは砲塔のような形状で、30mm機関砲のほか、AG-30自動グレネードランチャー、PKT 7.62mm機関銃が取り付けられており、赤外線サーマル画像誘導チャンネルを備え、昼夜問わずの射撃が行えるほか、安定性も高く移動中の正確な射撃も可能です。射撃は車両内から遠隔操作で行えます。

 同車両がこのモジュールを搭載することで、幅広い歩兵支援を行うことが可能なようです。なお、4輪駆動の装甲兵員輸送車が、30mm機関砲を搭載するのはウクライナでは初になるそうです。

【了】

【車内はかなり広い?】ウクライナ製装甲車「ヴァルタ」の車内(写真)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。