「恥ずかしい」「2024年とは思えない」 鉄道会社の“ポンコツ内情”に全英唖然 市長が激怒したIT化を拒む「英国流のブラック言い訳」

英国メディアが英国第2位の鉄道運行会社を「恥ずかしい!」と一斉に報じました。英国中をガッカリさせる現状が次々に露呈したのです。何があったのでしょうか。

数兆円規模の巨額投資でテコ入れしてきたが……

「恥ずかしい!」。英国第2位の鉄道運行会社「ノーザン」について、英国メディアが一斉に報じました。何があったのでしょうか。

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ノーザンの列車(赤川薫撮影)。

 イングランド北部の鉄道運行を担うノーザンは、英国の全駅の約20%に相当する約550駅を結ぶ巨大な運行区域を誇っています。

 同社ではキャッシュレス化も進んでいます。スマートフォンのアプリでチケットを買えるのはもちろんのこと、乗車予定の列車が運休になってしまった場合、アプリやウェブサイトから申請すれば瞬時に返金されるシステムも用意しています。

 線路や信号などの鉄道インフラも、2022年から数兆円規模の巨額出資でテコ入れしています(英国政府公式ウェブサイトによる)。特に、英国第2の都市でもあるマンチェスターの近郊は、ノーザンの運行区域の中でも鉄道インフラの近代化を目指している肝煎りの場所で、2025年の工事完了に向けて慌ただしい動きを見せています(ネットワーク・レイル社ウェブサイトによる)。

 このように、国を挙げて、ノーザンの運行区域のインフラをアップグレードしていこうと盛り上がっている中、冒頭のように、英国中をガッカリさせる現状が次々に露呈していったのです。

【青と黄】カラフルなノーザンの列車を見る(写真)

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