ご長寿爆撃機「100年乗れる機体」にまた近づく“ロールス・ロイス製新エンジン”が設計審査を終了
新エンジンが納入されれば、ひ孫まで4世代同機のパイロットも出てくる可能性が高まる。
エンジンテストは順調に行われている
ロールス・ロイスは2024年12月13日、アメリカ空軍のB-52戦略爆撃機用に開発を進めるF130エンジンのCDR(Critical Design Review:詳細設計審査)を終えたと発表しました。
今回の審査をパスしたことで、同エンジンは2025年2月に、アメリカ空軍アーノルド技術開発センターで高度試験を開始する予定です。同社は「計画通りに進んでいる」と発表しています。
F130エンジンはB-52を最短でも2050年までの実用に耐え得るよう、旧式化した600基以上のプラット・アンド・ホイットニー製TF33エンジンを置き換えるターボファンエンジンとなっています。この開発プロジェクトが順調に進むと、B-52は約100年間アメリカ空軍に所属する軍用機となります。
なおF130エンジンは、テストなどが順調にいけば2026年にも飛行テストを終えて納入される予定です。
【了】
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