JR北海道が「散水列車」の運行を取りやめた理由

JR北海道が運転していた「散水列車」。その目的はなんだったのでしょうか。

走行しながら水を放出

 JR北海道は2014年7月9日(水)、今年度以降は「散水列車」の運転を取りやめることを発表しました。「散水列車」。あまり聞き慣れない言葉だと思いますが、何のために走らせていたかご存じでしょうか。

 正解は、レールの温度を下げるためです。レールは温度が下がると縮み、上がると伸びる性質を持っています。そのため夏季、気温の上昇に伴いレールが熱くなると、伸びてゆがんでしまう場合があるのです。そこで水をまいてレールの温度を下げ、トラブルを防止しようというのが「散水列車」の目的です。北海道の線路は、冬場の激しい気温低下とそれに伴うレールの大きな縮みを考慮しているため、ほかの地域より高温に比較的弱く、「散水列車」を使っていました。

Large 20140711 01
「散水列車」はディーゼル機関車2両のあいだに、水を搭載したタンク車を2両連結。走行しながら水を放出する方式で、1分間に2,000L散水可能。

 「散水列車」は昨年度まで、17時の天気予報で翌日の予想最高気温が32℃以上の場合、岩見沢~札幌間と白石~島松間で運転されていました(運転日は予想した日ではなく、32℃以上になるとされた日)。

 ではなぜ今年度以降、JR北海道は「散水列車」の運転を取りやめることにしたのでしょうか。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  2. 都市に迫るロシア軍の「弾道ミサイル」が“空中で木っ端みじん”になる瞬間をウクライナ軍が公開 追尾から撃墜まで詳細に
  3. 海自艦がロシア海軍の「超静かな潜水艦」を確認!浮上航行する姿を捉えた画像を防衛省が公開
  4. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  5. 「海自最大の護衛艦」と「世界最大級の軍艦」が洋上で並んだ! 圧巻の編隊航行を上空から捉えたショットが公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  3. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開