台風で着陸困難 旋回続ける日航機の航跡
日本列島に上陸した台風11号の影響で、各交通機関に大きな影響が出ています。台北発関空行き日本航空814便は関空に着陸できず、淡路島上空で旋回を続けたのち、到着地を成田に変更。その苦闘の航跡が残っています。
淡路島上空で旋回、待機するも
2014年8月10日(日)8時46分に台湾・台北桃園空港(TPE)を離陸した関西国際空港(KIX)行き日本航空814便は、台風11号の影響で関空に着陸できず、成田空港へ到着地を変更しました。
航空機の現在位置をほぼリアルタイムで表示するWebサービス「Flightradar24」によると、日本航空814便は関空近くの淡路島上空で旋回を繰り返しながら状況の好転を待ったのち、着陸にチャレンジするも断念。上昇して、成田空港へ進路を切り替えています。
また日本航空によると、到着地を変更した814便は成田空港へ14時13分に着陸。14時55分頃に再び関空へ向け離陸して、16時20分頃に関空へ到着する予定です。定刻であれば12時15分に関空へ到着していました。
「Flightradar24」は航空機から発信されている「ADS-B信号」を受信し、ほぼリアルタイムで地図上へ航空機の位置を表示するサービス。Web版のほか、スマートフォン用アプリなども用意されています。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
コメント