南武線用の新型車両、新潟から配給列車で届く

南武線へ新車を運んだのは「配給列車」

 JR東日本によると、南武線向け新型車両E233系は6両編成を35本、合計210両製造するとのこと。その南武線への導入はまだ始まったばかりですので、今後もしばらく信越本線や上越線、高崎線、武蔵野線などでこうした新車の輸送風景が見られそうです。雪がうずたかく積もった新潟県や、空っ風の舞う群馬県で南武線の車両に出会うという、ちょっと珍しい場面もあるでしょう。ただその輸送は不定期で行われるため、遭遇できたらラッキーといったところかもしれません。

 ちなみにこの南武線の新車を輸送する列車は、「配給列車」という種類の列車になります。鉄道会社がその社用品を運ぶために運転される列車のことを「配給列車」といい、南武線の新車についても、「新型車両」という社用品を輸送しているので「配給列車」というわけです。

Large 20141206 nanbu2
在来線経由で兵庫から秋田へ向かう秋田新幹線E6系の甲種輸送列車(2013年6月1日、大宮駅で恵 知仁撮影)。

 ただ、南武線の新車の場合はJR東日本が自社管内で社用品を輸送する形のため「配給列車」ですが、他の鉄道会社にまたがって車両を輸送する場合は、一般的にJR貨物などへ輸送作業が委託され、「甲種輸送列車」という種類の列車になります。2013年に兵庫県の川崎重工業から秋田へ向けて、在来線経由で秋田新幹線用E6系が輸送されましたが、これは「甲種輸送列車」の扱いで運転されています。

 ちなみに南武線の新車、E233系は中央線(東京~高尾間など)や京浜東北線、埼京線を走っている電車と、基本的には同じものです。ただ細部のデザインなどには違いがあり、南武線仕様のE233系は帯の色が黄色とオレンジ、茶色になっているほか、その沿線の街並みをイメージしたマークが車体側面に掲示されています。

【了】

この記事の写真一覧

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 今から03年前平成26(2014)年12月08日(月曜日)から平成29(2017)年03月18日(土曜日)までの間新潟から南武線の新型電車が配給電車として送って来たことがありますかとのことですが、