路線バスのLED行先表示器がついにカラー化 なぜこれまで存在しなかった?

青色LEDの普及で、鉄道ではLED式行先表示器のカラー化が進んでいます。しかし路線バスではようやく2014年末に、カラー式LED行先表示器が日本で初めて登場しました。なぜ路線バスでは鉄道のようにカラー化が進んでいなかったのでしょうか。

なぜか路線バスには浸透していない青色LEDの恩恵

 青色LEDの実用化で日本人3名がノーベル物理学賞を受賞し、沸いた2014年。それにより駅にある発車案内や列車の行先表示がカラフルで分かりやすくなるなど、「乗りもの」の世界にも目に見えた変化が起きています。

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路線バスの行先表示器でもLED化が進んでいるが、カラー化は進んでいない(海老塚土史木撮影)

 しかし路線バスの行先表示器は現在も橙色や赤色、緑色を使用した昔ながらのLED表示器ばかりです。なぜ鉄道のようなカラー表示になっていないのでしょうか。

 自動車の構造や装備品は、国が定める「道路運送車両の保安基準」という省令に準じ設計されており、特に車外の灯具については色や装着できる位置が細かく規定されています。たとえばフォグランプの場合、同時に3個以上点灯させることはできません。

 路線バスのLED表示器が鉄道のようなカラー表示にならないのは、こうした法的な規制が原因なのでしょうか。

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コメント

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1件のコメント

  1. 従来のe233-0は、他線区に転配し、205、209系を淘汰したほうが効率的と思うのだが、、、?