路線バスのLED行先表示器がついにカラー化 なぜこれまで存在しなかった?

青色LEDの普及で、鉄道ではLED式行先表示器のカラー化が進んでいます。しかし路線バスではようやく2014年末に、カラー式LED行先表示器が日本で初めて登場しました。なぜ路線バスでは鉄道のようにカラー化が進んでいなかったのでしょうか。

かたくなにLEDを採用しない路線バス事業者とその理由

 路線バスのLED式行先表示器がカラー化されると、路線系統別に色を分けるなど乗客にわかりやすくなること、そして路線バスでLED式行先表示器がさらに普及することが考えられます。これまである問題からLED式の採用をあえて行わなかった路線バス事業者が存在しているのですが、カラー化によりそれが解消されるためです。

 路線バスでは現在、カラーではなくともモーターやギアといった駆動部分がなく、表示内容の編集も容易でメンテナンス費用を下げられるLED式行先表示器の採用が進んでいます。

 にもかかわらず、あえて旧来のフィルム式行先表示器を使用するバス事業者もあります。「一部のバス事業者は路線を番号と色で区分しており、単色のLED式行先表示器では置き換えることができない」(レシップ)からです。

 今回の路線バス用カラーLED式行先表示器の登場によって、すでにLED式を採用しているバス事業者では表示がより分かりやすくなります。そしてフィルム式を使い続けているバス事業者も色分けの問題をクリア。メンテナンスコストの低いLED式に移行することが可能になるため、路線バスでさらにLED式行先表示器の普及が進むことが考えられるのです。

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カラー化によってコントラストを強め視認性を上げることも可能に(画像提供:レシップ)。

 またカラー化によって、文字色に白色LEDを使えば黒い背景とのコントラストが高まり視認性を向上させられるほか、多彩な色を用いて沿線の観光地や施設、自治体のマークなどを表示することが可能になるといった点でも、利用者により分かりやすくなるメリットがあります。

 レシップは2020年の東京オリンピックでは外国人観光客が多数来日することが予測されるため、それまでに分かりやすいカラーLED式行先表示器を普及させていきたいとしています。

【了】

Writer:

幼少期にバスの方向幕へ興味を持ってから、バス部品収集、乗りバス、撮りバスなどに明け暮れる。鉄道模型収集や、鉄道・バス車両の第二の車生めぐりを絡めた旧道探索も趣味。鉄道模型雑誌の編集部でバス企画の編集を経験して以降、記事執筆やバス貸切企画、座談会などを通してバス趣味の楽しさを共有する活動を行っている。

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1件のコメント

  1. 従来のe233-0は、他線区に転配し、205、209系を淘汰したほうが効率的と思うのだが、、、?

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