ローソンにしか見えない関口駅 そこにあるローカル線活性化の可能性
岐阜県の長良川鉄道に、ローソンにしか見えない駅があります。なぜそうした駅が誕生したのでしょうか。またこうした駅のコンビニ化は、地方鉄道の活性化におけるひとつの可能性かもしれません。
ローソン側から声を掛けられ
岐阜県を走る長良川鉄道(美濃太田~北濃)には、かなり変わった駅があります。駅舎がコンビニエンスストアのローソン、そのままなのです。
その駅の名は、岐阜県関市にある関口駅。一見すると普通のローソンに見えるのですが、よく見ると、店舗上部に掲げられている「LAWSON」と書かれた看板に、合わせて「関口駅」と書かれています。
なぜこんな個性的な駅が誕生したのでしょうか。長良川鉄道によると、こうなる前の関口駅は1952(昭和27)年に開業した当時の古い駅舎を使っており、駅員が1人勤務。そして駅舎内には喫茶店があったそうです。
しかしその喫茶店の経営者が、高齢を理由に店舗を閉店。長良川鉄道が次に駅舎内へ入ってくれる業者を募集したところローソン側から声を掛けられ、ならば駅舎は建て直したほうが良いということになり、2013(平成25)年8月に現在の「ローソン」兼「長良川鉄道関口駅」が誕生したといいます。
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