特急「こうや」のズームカー、高野山1200年で3色に
大阪と高野山を結ぶ南海の特急「こうや」が、高野山開創1200年に合わせて日本古来の蒔絵にならったという特別仕様になります。また「こうや」に使われている車両は普通の電車とは違い、「ズームカー」と呼ばれているのが特徴です。
日本古来の蒔絵にならう「こうや」
大阪・難波と高野山を結ぶ南海電鉄の特急「こうや」が、期間限定で「赤こうや」「黒こうや」「紫こうや」になります。2015年に高野山が開創1200年を迎えることに合わせ、特急「こうや」がそうした3種類の特別仕様に変更されるのです。
特別仕様の「こうや」は日本古来の蒔絵にならった絢爛で優雅なデザインになること、そして「赤」「黒」「紫」という3バージョンで展開されることがポイントです。
デザインのテーマは「高野山の四季」で、蒔絵にならったダークでつややかな地色と、あでやかな金色で編成全体を装飾。その編成全体で1枚の絵になるようデザインされています。
またその地色が「赤」「黒」「紫」と編成によって違い、それぞれ異なった趣きが演出されています。現在、特急「こうや」に使用されている3編成のうち、2編成ある30000系電車が「赤こうや」と「紫こうや」、1編成ある31000系電車が「黒こうや」になる形です。
「赤こうや」は高野山の根本大塔や大門の色をイメージしたもので、古来から漆器や調度品に使われてきた朱塗りがベースになっています。30000系のうち30001編成がこの色になり、運行開始は3月1日(日)です。
「黒こうや」は蒔絵をイメージさせる金を施した黒色を車体色とし、高野山の深い歴史、深い自然を映し出すキャンバスにしたといいます。運行開始は3月4日(水)です。
「紫こうや」は高徳僧のまとう袈裟の色、高野山に張り巡らされた五色幕の紫を基調に、絢爛さと神秘性が表現されています。30000系のうち30003編成がこの色になり、運行開始は3月23日(月)です。
赤い内装なんか中国の観光客に受けそうだね。
空海は大陸に渡った人だから
良い意味で中国と日本の関わり
という内容の面でもアピールできそうな気がします