打倒スマホ カーナビが武器にする「付加価値」とは
道案内など車にとって必要不可欠になりつつあるカーナビ。最近ではスマートフォンをナビ代わりに利用している人も多く、ポータブルナビの売り上げは落ち込んでいます。そんななか、ケンウッドはハイレゾ音源を再生できるモデルを発売。市販カーナビはいま、進化しています。
クルマがレコーディングスタジオレベルに
このサンプリング周波数と量子化ビット数が大きいほど、デジタルデータの再生にあたってアナログ音声に変換したときに、より原音に近いなめらかな波形に戻すことができます。簡単にいうとサンプリング周波数と量子化ビット数が大きいほど音がよい、ということです。
そして「ハイレゾ音源」とはハイレゾリューション、すなわちCDよりも細かくサンプリング&量子化した高解像度音源のことで、192kHz/24bitのハイレゾ音源は1秒間に19万2000回サンプリングし、約1680万ステップでレベルを決定。サンプリング周波数も量子化ビット数もCDの44.1kHz/16bitより大きくアップしており、音がより高品位になっています。
ケンウッドの新しい「彩速ナビ タイプZ」はカーナビで初めて、このハイレゾ音源に対応しました。ちなみにレコーディングスタジオなどでは、192kHz/24bitで録音が行われています。つまりレコーディング時のマスターとクオリティーが同等の音源を、「彩速ナビ タイプZ」ならクルマのなかで再生できるのです。
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