「ダンジョン」難易度低下か 駅構内ナビアプリの実証実験 JR東日本

いくつもの路線が乗り入れる巨大な駅を「迷宮」「ダンジョン」と表現することも多い近年、その難易度を下げる駅構内ナビゲーションアプリの開発をJR東日本が行っており、実証実験が12月18日から東京駅で行われます。

「大都会の洗礼」が優しくなる?

 JR東日本は2014年12月18日(木)から、東京ナビゲーションサービスの実証実験を行うと発表しました。

掲示されている案内サインを目印に案内してくれる「サインリレーナビ」機能(資料:JR東日本)。

 このサービスはJR東日本と大日本印刷、日立製作所の共同研究開発によるもので、試験的に提供される「iPhone」向けのアプリ「東京駅構内ナビ」を利用。駅構内に設置された無線ビーコンから電波を受信することにより地図上に現在位置が表示されるほか、ルート案内も可能です。また、「サインリレーナビ」という駅に掲げられている案内サインを目印にしたガイダンス、自分がいまどちらを向いているのか、周辺の施設情報から確認できる「周辺ビュー」といった機能も備えられています。

 アプリのサービス開始は実験期間が始まる12月18日からの予定で、App Storeから無料ダウンロードが可能です。すでに提供されている「JR東日本アプリ」の「実験に参加する」、または「東京駅構内ナビ」公式サイトからもダウンロードページにアクセスできます。

「東京駅構内ナビ」公式サイト
http://www.jreast-app.jp/s-navi/

 このアプリで案内の対象になるのは東京駅のうち、JR東日本の1階、地下1階、改札内コンコースです。iOS 7.1.2以上の「iPhone」で使用ができます。2015年2月28日(土)まで実験が続けられる予定です。

 この東京駅や新宿駅、また大阪・梅田駅といった多くの路線が乗り入れ、出口もホームもたくさんある巨大な駅はネット上で「迷宮」「ダンジョン」とも呼ばれている現在、JR東日本によると駅構内の案内は「お客様からのご要望が多い」とのこと。そして「本試行を通じてサービス内容を評価し、今後の実用化を目指します」としています。巨大な駅で迷うことは上京者に対する洗礼とも言われますが、近い将来、大都会は優しくなっているかもしれません。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道ライター、イラストレーター。「鉄道」や「旅」に関する執筆活動や絵本の制作を行っているほか、鉄道車両のデザインにも携わる。子供の頃からの旅鉄&撮り鉄で、日本国内の鉄道はJR・私鉄の全線に乗車済み。完乗駅はJRが稚内で、私鉄が間藤。メインは「鉄道」だが、基本的に「乗りもの」好き。

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