「トワイライト」消えず JR西の豪華寝台列車は「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に
東西で走り出す「日本」という列車
JR西日本が運行予定の新しい寝台列車は京阪神と山陰、山陽エリアでの運行が予定されており、客室車6両とパブリックスペースである食堂車1両、ラウンジカー1両、展望スペース付き先頭車2両の10両編成。ディーゼル発電機で生み出した電力とバッテリーアシストでモーターを駆動する「ハイブリッド方式」が採用されているため、電化されていない山陰本線の鳥取や島根、山口県内などでも走行することができます。
また列車後方にオープンエアのデッキが設けられ、その土地の風や香りを感じられるのも特徴です。定員は30名程度が予定されています。
こうした周遊型の豪華寝台列車、クルーズトレインについては2013年10月からJR九州が「ななつ星in九州」の運行を始め、JR東日本も「TRAIN SUITE 四季島(トランスイート しきしま)」を、JR西日本の「瑞風」と同じく2017年春から運行を予定しています。
ちなみに「四季島」の名は日本の異称である「敷島」が元。そのため2017年春から「日本」が名前の由来になっている豪華寝台列車が東西で走り出すことになります。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」スペシャルサイト
http://twilightexpress-mizukaze.jp/
【了】
テーマ特集「【鉄道】瑞風、四季島、ななつ星…クルーズトレインの特徴、サービス、料金は?」へ
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
コメント