震災で未だ6路線不通も見えてきた全線復旧

東日本大震災から丸4年が経過しましたが、未だ6路線が被災から復旧していません。ただ多くの路線について「BRT」による仮復旧や具体的な復旧期日が定まってきたほか、原発事故の影響で事情が異なる常磐線についても3月10日、国土交通省が見通しを公表。全線の復旧が見えてきました。

3月中にも1路線が全線復旧

 2011年3月11日に発生した東日本大震災では鉄道も大きな被害を受け、全国の42鉄道事業者177路線が運行を見合わせました(国土交通省東北運輸局監修『よみがえれ! みちのくの鉄道 ~東日本大震災からの復興の軌跡~』による)。高知県の土讃線や大分、宮崎、鹿児島県の日豊本線といった震源から遠く離れた場所でも、津波警報の発令に伴い運休が発生しています。

被災した仙石線の東名(2012年3月、恵 知仁撮影)。

 その後、同年4月29日に東北新幹線が全線で運転を再開するなど順次復旧が進められましたが、丸4年を経過した2015年3月11日現在でも、津波被害を受けた沿海部を走る6路線が未だ復旧に至っていません。

 ただそのうち5路線では、以下のように全線復旧の具体的な見通しが立っているか、バスを使った大量輸送システムBRT(バス・ラピッド・トランジット)」として仮復旧することができています

●石巻線(JR東日本
【不通】浦宿(宮城県女川町)~女川(宮城県女川町) 2.5km
2015年3月21日に運転再開、全線復旧予定。

●仙石線(JR東日本)
【不通】高城町(宮城県松島町)~陸前小野(宮城県東松島市) 11.7km
2015年5月30日に運転再開、全線復旧予定。

●気仙沼線(JR東日本)
【不通】柳津(宮城県登米市)~気仙沼(宮城県気仙沼市) 55.3km
2012年12月22日、BRTで仮復旧済み。

●大渡線(JR東日本)
【不通】気仙沼~盛(岩手県大船渡市) 43.7km
2013年3月2日、BRTで仮復旧済み。

●山田線(JR東日本)
【不通】宮古(岩手県宮古市)~釜石(岩手県釜石市) 55.4km
2015年3月7日、復旧工事開始。完成予定は2018年度。運営はJR東日本から第三セクター鉄道の三陸鉄道へ移管される。

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