開店前から行列も 新幹線50周年記念100円硬貨、引き換え開始

新幹線の開業50周年を記念した100円硬貨の引き換えが、本日4月22日からスタート。金融機関の営業開始前から行列ができていました。

金融機関取り扱い分は約1000万枚

 2015年4月22日(水)から、「新幹線鉄道開業50周年記念百円貨幣」の引き換えが銀行や農協などの金融機関で始まりました。額面通り1枚100円で引き換えることができ、今回発行されるのは東海道、山陽、東北、上越、北陸新幹線の5種類。山形、秋田、九州、北海道新幹線については今後、発行される予定です。

 また22日に引き換え可能な枚数は1人につき各路線2枚、計10枚以内とされています(状況によってさらに制限する場合もあり)。

 今回登場した5種類の発行枚数は東海道が232.4万枚、山陽が229.2万枚、東北が230.4万枚、上越が228.8万枚、北陸が236万枚と、金沢まで今年延伸開業した北陸新幹線が最も多くなっています。ただ造幣局が各30万枚を「貨幣セット」で販売するため、金融機関の取り扱い枚数はそれぞれ30万枚少ない数になり、5種類合計で1006.8万枚です。

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9枚中5枚が埋まった「新幹線鉄道開業50周年記念百円クラッド貨幣収納ケース」(2015年4月22日、乗りものニュース編集部撮影)。

 造幣局が販売する「新幹線鉄道開業50周年記念百円クラッド貨幣セット」(1500円、消費税、送料込み)については既に申込みの受付が終了していますが、それとは別に造幣局が販売し、9種類全ての記念硬貨を収納できる「新幹線鉄道開業50周年記念百円クラッド貨幣収納ケース」(1000円、消費税、送料込み)は現在も受付が行われています。ただこれから注文した場合、7月頃に払込書送付などの案内をすることになるそうです。

「乗りものニュース編集部」でも22日朝、ゆうちょ銀行で引き換えてきたところ、東京都区内のある集配局では各100枚が用意され、9時の営業開始時点で13人が列を作っていました。また東京都区内のある小規模な郵便局では、各15枚が用意されていました。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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