低迷するタクシー業界、アプリが救う “運”だったタクシー選び

敬遠されるタクシー、新サービスが解決

 日本交通総合営業課の野村貴史さんは、今回の新サービスにより、タクシー利用が敬遠される要因のひとつである「利用料金の高さ」が解決できるといいます。

「料金の高さが利用のさまたげになっていることは知っていましたが、現在のタクシー事業は事実上値下げできない構造になっています。しかしそれを“広告”という手段を使い、企業からクーポンを提供してもらう仕組みを構築することで、料金という問題をクリアすることができました。ぜひ早く本格運用を開始し、多くの人に利用してもらいたいと思っています」

「タクシー配車アプリ」といえば、最近ではアメリカから上陸した『Uber』や、無料通話・メールアプリを展開するLINEの『LINE TAXI』などが注目されていますが、日本におけるパイオニア的存在は、この『日本交通タクシー配車』でした。

 日本初の「タクシー配車アプリ」として2011年からスタート。その後、全国のタクシー配車に対応したアプリ『全国タクシー配車』も提供し始め、ふたつのアプリを合わせたダウンロード数は、2014年11月時点で150万件を達成。アプリ経由の配車は200万台(同10月)、アプリ経由売上は50億円(同12月)に到達し、着実に新たな利用者を開拓してきました。

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