逆ドクターイエロー 線路から車両を検査 東海道新幹線

走りながら線路を検査する「ドクターイエロー」は有名ですが、東海道新幹線で、逆に線路から走っている列車を検査するシステムが導入されます。またこれを含め、走行中の車両が自分のデータをセンターに自動転送するなど、新しいメンテナンス体勢の運用が東海道新幹線で始められます。

線路の脇と下から車両をチェック

 走行しながら線路を検査する新幹線車両「ドクターイエロー」は有名ですが、2015年7月から逆に、線路側から走行中の新幹線車両を検査するシステムが東海道新幹線に登場します。


「新幹線台車温度検知装置」というもので、線路の脇と下に赤外線放射温度計を設置。その地点を通過する列車の車輪、軸箱といった重要部品の表面温度を非接触で測定し、車両に異常が生じていないかチェックするシステムです。JR東海によると同社の小牧研究施設(愛知県小牧市)で開発された技術で、新幹線での導入はこれが初といいます。

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線路の脇と下に温度計を設置し、通過車両の健全性をチェックする(画像提供:JR東海)。

 車両メンテナンスを主眼においたこのシステムとは異なりますが、列車火災に備え通過列車の温度を赤外線で測定するシステムは青函トンネルでも使用されており、今年4月3日に青函トンネルで起きた列車発煙トラブルでも、その装置が車両の発熱を検知していました。この「列車火災検知装置」は青函トンネル付近の8箇所に設置され、もし火災と判断された場合、列車はトンネルの手前、もしくはトンネル内の安全な場所に停車。乗客の避難と消火活動が行われることになっています。

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