埼玉に「ムーミン谷」 西武が協力、飯能・宮沢湖へ

埼玉県飯能市に、『ムーミン』の世界観を楽しめる施設が誕生することになりました。同地を営業エリア内に持つ西武鉄道は土地の売却、アクセスなどについて積極的に協力するといいます。

東京ドームおよそ4個分

 2015年6月30日(火)、フィンテック グローバル(以下フィンテック社)は埼玉県飯能市の宮沢湖付近に『ムーミン』の世界を体験できる施設「メッツア」を開設すると発表しました。その作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドにある「ムーミンワールド」を除くと、『ムーミン』を主題とした施設としては日本が世界初進出になるそうです。

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大久保飯能市長(中央)と並ぶムーミン(写真提供:西武鉄道)。

 これに伴い、1960年代頃から宮沢湖周辺で「レイクサイドパーク宮沢湖」などの施設を整備してきた西武鉄道は地域振興の観点から、東京ドーム約4個分の広さという同湖周辺の土地18万7000平方メートルをフィンテック社へ売却。合わせて交通アクセスなどの面で積極的に協力していくといいます。

「メッツア」はフィンランド語で「森」の意味。ふたつのゾーンが設けられ、そのひとつ「ムーミンゾーン」では『ムーミン』の物語の世界を楽しめる施設を、もうひとつの「パブリックゾーン」では自然を活用したアクティビティなどを展開するとのこと。また「パブリックゾーン」には、無料で日常的に利用できる“公園”の機能も持たされます。

 オープン予定は2017年。フィンテック社は「この2つのゾーンをもって、都市近郊で雄大な自然や北欧のような雰囲気が、気軽で身近に感じられる新しい世界観を提示してまいります」と話しています。

【了】

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