ドクターイエロー車内潜入、大井回送線乗車の社会科見学を実施 JR東海

運転士による仕事の紹介も 「新幹線」を社会科見学

「ドクターイエロー」を見学する大井車両基地では、その基地自体の見学も可能。車両メンテナンスや線路保守の仕事について知ることができるほか、新幹線車両に乗車したまま水しぶきが飛び、巨大ブラシが回転する洗車機を通過する体験も行われる予定です。

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700系車両をベースに開発された923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 また大井車両基地からは再び回送線で東京駅へ戻ったのち、今度は名古屋駅へ移動。翌日はガイド付きで「リニア・鉄道館」見学が実施され、合わせて新幹線運転士によるその仕事の紹介も行われます。

 そして名古屋駅から東京駅までの帰りの新幹線では、制服を着ての車掌体験もできるとのこと。「ドクターイエロー車内見学」や「回送線乗車」などと合わせて、いわば「新幹線」を社会科見学できる企画になっています。

 この「東海道新幹線のおしごとを学ぼう」と銘打たれた企画への参加は小中学生と保護者、合わせて2人以上のグループが可能で(小中学生1人につき保護者4人まで)、出発日は8月22日(土)と29日(土)。1泊2日で、おとな(中学生以上)4万6500円、こども(小学生)3万6500円からです(名古屋マリオネットアソシアホテル、朝食1回、昼食2回、夕食1回)。定員は各日80人。出発日の16日前まで、首都圏のジェイアール東海ツアーズ店舗、また電話などで申込みできます。

 JR東海はこのツアーについて、「子どもと大人が一緒に、東海道新幹線の安全運行を支えるいろいろな仕事を体感できる『特別メニュー』満載の旅」としています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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