ドクターイエローが空中浮遊 新幹線唯一の踏切も通過 浜松工場一般公開で

ドクターイエローの空中浮遊は「巡り合わせ」が理由

 今回「ドクターイエロー」がその実演に初めて使われた理由について、JR東海は「全般検査(全検)」と重なったことを挙げます。

「全般検査」はクルマでいう「車検」のようなもので、鉄道車両で行われている定期検査のうちもっとも大掛かりな検査です。車両から機器を取り外し、徹底的に整備、点検を実施。JR東海の新幹線車両は36ヶ月または走行距離120万km以内に1回、定期的に浜松工場で「全般検査」を受けています。

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「車体上げ・載せ」は車体を持ち上げ、車輪を備えた台車と合体させる実演(2015年7月25日、恵 知仁撮影)

 今年は浜松工場の一般公開イベント開催日と、浜松工場で行われる「ドクターイエロー」の全般検査が重なりました。ならば「多くの方に注目していただいている『ドクターイエロー』をご覧いただこう」と、初めて「ドクターイエロー」を「車体上げ・載せ」の実演に使うことにしたそうです。

 実演に使用された「ドクターイエロー」はピカピカでした。それは全般検査で、合わせて車体の再塗装も行うからです。

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