アクアラインはなぜ渋滞するのか ペースメーカーライトでどう変わる?

渋滞を引き起こしている海ほたる

 首都高のエスコートライトは道路左側のみで、長さも約250メートルと短く、渋滞緩和効果はほんのわずかにとどまっていますが、アクアラインはトンネル両側にLEDが設置されており、延長も1kmあります。

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東京湾アクアライン・川崎浮島JCT付近の上り坂にペースメーカーライトが設置された(画像出典:NEXCO東日本)。

 アクアラインの海底トンネル部は、入口からまず下り坂になり、出口手前で上り坂になっています。上り線でいうと、浮島JCTの手前約1.2km地点から4%の上り坂になっており、これが自然と速度が低下する「サグ」効果を発揮して、渋滞が発生していました。

 ペースメーカーライトは、その速度低下を抑えるべく、渋滞が始まる時間帯は80km/hで、渋滞開始後は50km/hで光を流し、ドライバーに速度の低下を知らせています。

 NEXCO東日本の調査によると、ペースメーカーライトの運用によって渋滞の開始が10分ほど遅れ、平均速度は6.9km/h上昇。トータルの渋滞量(渋滞時間×渋滞長)は半分以下に減少しました。

 最近は、浮島JCTを先頭にした渋滞はほぼ見られなくなりました。

 そしてその手前、海ほたるPA先頭の渋滞は、PAに入ろうとするクルマが多すぎてオーバーフローしてしまうことが主な原因です。これを緩和するには、手前にもうひとつPAを設置すべきでしょう。日本、いや世界唯一の海上PAである海ほたるの魅力に対抗するのは困難ではありますが、人は手前、手前に誘導されやすいもの。木更津金田~木更津JCT間のどこかに、上下線を統合したPAを新設し、地元産品の販売やグルメに力を入れれば、収益も期待できます。もともと館山道の木更津以南には君津PAがあるのみで、しかもトイレと自動販売機だけ。海ほたるPAにクルマが集中するのも当然です。需要はあるはずですから、検討していただきたいところです。

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コメント

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3件のコメント

  1. 「これが自然と速度が低下する「サグ」効果を発揮して、」
    こういうときは「効果を発揮」とは言いません。期待した結果に用いる日本語です。
    評論の前に、まず日本語を書けるように努力しましょう。

  2. そういうことで鬼の首とったようなやらしいコメントの方が、、、よほど評論家よりタチ悪いんじゃぁ?

  3. 海ほたるの駐車場待ち渋滞は、駐車場の空きがあってもおこるのですが、駐車場内の誘導が適性に行われず、駐車エリアに入って直ぐのところにクルマを止めようとして奥に進まないクルマが原因のことがよくある。