鉄道の人身障害事故、増加傾向続く 多くなったホームでの接触

国土交通省が2014年度の「鉄軌道輸送の安全に関わる情報」を発表。人身障害事故の増加傾向が続き、特に「ホームでの接触」がこの10年で倍増していることが分かりました。

直近5年間の平均発生件数では最多に

 国土交通省の鉄道局安全監理官室は2015年7月24日(金)、2014年度の「鉄軌道輸送の安全に関わる情報」を発表。449件の人身障害事故が2014年度に発生したことをあきらかにしました。

 449件という数字は前年度(2013年度)と比較し28件(6.7%)多く、死亡者数も193人と、前年度より10人(5.5%)増加しています。

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一時期減少したものも、増加傾向になっている人身障害事故(画像出典:国土交通省)

 年度別の人身障害事故件数はこの30年間、1984(昭和59)年度の436件からおおよそ減少の傾向が続き、2001(平成13)年度には316件まで数が減りました。しかしそこから増加傾向へ転じ、直近5年間(2010~2014)における平均件数は438.8件と、この30年間で最も多くなっています。

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