駅売店コンビニ化で売上5割増 JR西日本とセブン-イレブン

セブン-イレブンと提携したJR西日本駅構内の売店が8月26日、100店舗に到達。既存の駅売店からセブン-イレブン提携店舗への転換で、売上高が約50%もアップしています。

鉄道駅売店とコンビニの提携、そのメリットは

 2015年8月26日(水)、「セブン-イレブン キヨスクJR大阪城公園駅改札口店」が開業し、JR西日本グループとセブン-イレブン・ジャパンとの提携店舗が100店に達しました。

 JR西日本グループのジェイアール西日本デイリーサービスネットとセブン-イレブン・ジャパンは2014年3月、駅店舗事業について業務提携契約を締結。JR西日本エリア内1222駅において既存の駅店舗(約500店)を提携店舗へリニューアルすること、また提携店舗の新規出店を発表し、同年6月4日に京都駅、岡山駅、下関駅、博多駅に第1号店がオープンしました。それからおよそ1年強で、提携店舗数が100に達した形です。

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JR西とセブンの提携店舗数は写真のキヨスクタイプが37店、コンビニタイプが63店(写真提供:JR西日本)。

 鉄道駅構内の売店とコンビニが提携する動きは、京浜急行とセブン-イレブン、東京メトロとローソンなど近年では多く見られ、コンビニ側には駅構内への進出、鉄道側には商品力アップやサービス強化といった利点があるとされます。

 実際にJR西日本駅構内でオープンした提携店舗でも、銀行ATMや公共料金の収納代行といったサービスが好評とのこと。また売上高は、提携店舗への転換前と比較し約50%増加したそうです。

 両社は今後も土産商品の取り扱いなど、“駅ナカ店舗”ならではのさらなる魅力向上に努めていくとしています。

【了】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

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1件のコメント

  1. キヨスクやハートインらしさは全くなくなってしまい、当初は残念な気もしたが、セブイレになって淹れたてコーヒーやATMもあるし、営業時間も長くなり、売っている商品数も増えた。明らかに便利になったと思う。他社でも大手コンビニチェーンが進出しているが、味気ないが便利になったのは確かだ。