スズキ「ソリオ」にマイルドHV 見えてきた次のステージ

スズキが「ソリオ」をフルモデルチェンジ。同社のコンパクトカーで初めてハイブリッドが採用されましたが、「ソリオ」のそれは「マイルドハイブリッド」と呼ばれます。何が「マイルド」で、なぜそうした機構が採用されたでしょうか。

マイルドなハイブリッド、利点はどこに

 そんな「マイルドハイブリッド」のメリットは、ハイブリッド化を安価に実現できることにあります。また、ハイブリッドカーに搭載されている大きく重いモーターやバッテリーユニットなどが不要のため、重量やスペースへの影響も最小に抑えることができます。「ソリオ」の場合、車重はガソリン仕様と同等で、しかもスペースはガソリン車と全く変わりません。

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新開発のK12Cデュアルジェットエンジンに、モーター機能付き発電機ISGを組み合わせる(2015年8月、下山光晴撮影)。

 ただし、ハイブリッドの機能も絞られているので、一般的なハイブリッド車のように、ガソリン車と比較し劇的な燃費向上は実現されません。それが「マイルド」の意味するところでもあります。とはいえ、コストとハイブリッド化のバランスが重視されたものなので、合理的ともいえるでしょう。

 この「マイルドハイブリッド」ですが、実はスズキの軽自動車「ワゴンR」などに搭載されている「S-エネチャージ」と仕組みは同じ。違いはISGの出力が向上し、コンパクトカーに最適な仕様となったところです。これまでの「エネチャージ」開発実績からアシスト領域がより広がられ、燃費効率はさらに良くなりました。

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