年間赤字8億円の航路再建へ 佐渡汽船の高速フェリー「あかね」好調の理由

なぜ年間8億円もの赤字に陥ったのか

 北陸新幹線と佐渡島。この関係を即座に思い起こせる人は、日本海側の地理に相当詳しいに違いありません。実は本州から佐渡島に向かうルートは、新潟~両津間を結ぶメインルートを含めて、地図のように3ルートあります。

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直江津~小木、赤泊~寺泊の両航路は慢性的な赤字(画像提供:佐渡汽船)。

 このうち新潟県第2の都市、上越市の直江津港と佐渡の小木港を結ぶルートは、「海の350線」といわれるように、佐渡島を走る国道と本州と結ぶ「国道フェリー」の役割を担っています。

 以前、この直江津~小木航路には1日2便の在来型フェリーが運航されており、「午前便は釣り客を含めて近場の乗客。午後便は近畿圏など遠方の乗客が多かった」(小川社長)という乗客構成でした。

 しかし燃料油の高騰や観光客の減少、さらにはリーマンショック後の不況もあって、それまで2隻投入していたフェリーの減船を強いられ、2008年からは1隻運航、1.5日に1航海という変則的な減便体制に移行しました。

 そしてこれにより、運航ダイヤが分かりにくくなったこともあって、それまで年間20万人だった輸送人員が13万人程度まで減少。「年間7億から8億円の赤字」(小川社長)を発生させる“お荷物航路”になっていたといいます。

 こうした状況のなか佐渡汽船は、航路撤退や在来型フェリーの新造、新潟航路に投入しているジェットホイルとの組み合わせといった航路再編計画を検討してきました。そして北陸新幹線が延伸開業すれば、東日本からの観光需要の高まりが期待できるとして、2013年に双胴型高速フェリーの投入を決めます。

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コメント

4件のコメント

  1. 上越市は新潟県第三の都市です。お間違えなく・・・・

  2. 1.5日に1航海ではなくて1日に1.5航海ですよね。

  3. 佐渡汽船が唐突かつ一方的に貨物運賃を一律2割値上げを宣言し、もめにもめてた最中にタイミングばっちり合わせてこの記事が公開されたというのは、何か意図があったのでしょうか?

  4. あかねが就航し初めての冬。現在、船舶のドッグ検査のためあかねは新潟両津航路に就航しています。
    そして、たいへんな事態が起きているようです。
    船内はまるで野戦病院のような様相とのこと。

    ぜひ、取材して記事を掲載してください。