新型好調のロードスター、初代人気が再燃 お手ごろ価格には落とし穴も
好調な販売をキープしているマツダの新型「ロードスター」。その背景には、初代「ユーノス・ロードスター」を支持した世代の乗り替え需要がありますが、同時に、初代そのものへの関心も高まりつつあるようです。
新型の“原点回帰”で初代に注がれる熱視線
2015年5月にフルモデルチェンジされたマツダのオープンスポーツカー、新型「ロードスター」の販売が好調です。発売1カ月で5042台を受注し、現在も月平均1000台前後を販売。購入者は40代が中心ですが、それ以外の年代にも幅広く支持されています。
新型モデルは原点回帰を図り、初代として投入された「ユーノス・ロードスター」のように軽量かつコンパクト、そして誰にでも扱いやすいスポーツカーが目指されました。つまり新型は、初代を支持した人たちの心に刺さるモデルでもあるのです。実際に、発売から26年を迎えた初代からの乗り替え需要を見事に掴んでいます。
しかしその一方、原点である「ユーノス・ロードスター」に注目する人たちも増えているのです。
CG誌で発表前のユーノスロードスターを見てひとめ惚れして、以来27年間乗り続けている。NDの発表時にこれはぜひ欲しいと思ったが、NDですら原点(NA)回帰と聞かされるとわざわざ原点から買い替える必要もないと同時により一層NAが愛しくなってきた。もうこのまま死ぬまで乗るつもりです。