手放しでは喜べない? 圏央道延伸、そこにある懸念

なぜ圏央道の建設が遅れたのか そこにある難しさ

 ところで今回の開通区間ですが、その両側の隣接区間は2010年から2011年にかけて開通したにも関わらず、桶川北本IC~白岡菖蒲IC間だけが残されていたのは、いったいなぜでしょうか。

 理由は単純で、用地買収に時間を要したからです。頑強に売却を拒否する地権者がおり、その収用手続きに数年かかりました。

 最後に残ったのは古いどんぐりの木でした。これを「どうしても残したい」ということでしたが、法律に基づいた収用手続き完了により、旧所有者の権利は失われますから、それ以降は法的に抵抗する術がなくなります。

 こういった問題は全国各地で繰り返し起きており、最近は東九州道の予定地にあるみかん農園が注目されましたが、予定線を引いたほう、土地を売らないほう、どちらが悪いともいえず、難しい問題です。

 いずれにせよ便利になる陰には、こういった形で私権の制限を受けた地権者がいることに思いを致す必要があるかと思います。

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コメント

4件のコメント

  1. おおたかの営巣地と思いましたが?さっさと避ければいいのに・・・どうしても設計にこだわるのね。国立競技じょ・・・

  2. 圏央道が境古河からようやく、東北、関越、中央、東名とつながりますが、現状東北道以外は渋滞ボトルネックヵ所に繋がってるので、渋滞が環状、放射状に広がらないか心配しております。後は外環道もつながると渋滞の怖い存在になりそうです。

  3. 高速道路の用地買収には多数の地方公務員が従事している。多額の公務員人件費を投入して初めて成り立つ構造。こういう贅沢なあり方はこれからは許されないだろう。

  4. なんだか高速道路や首都高を充実する毎に都内の渋滞がよりひどくなってるんだよなぁ…
    新幹線と一緒でストロー現象が起きて東京以外はどんどん寂れてるし
    東京一局集中をいい加減なんとかして欲しい
    人が多すぎるのと車が多すぎるので時間ばっかり掛かって逆に効率が悪くなってる