絶滅危惧の夜行列車、今冬は「サンライズ」「ながら」など4本増発
日本からの絶滅が危惧されている夜行列車。今冬は4本が追加運転され、それを楽しむ機会が増えます。
臨時列車のほうがより楽しめる?
JR各社は、2015年冬の臨時列車について発表。定期運行されるものがごくわずかしか残っていない夜行列車が、この冬は臨時で4列車追加運転されます。なお、記載の運転日は全て始発駅基準です。
臨時寝台特急「サンライズ出雲92号」は出雲市駅発15時36分で、東京駅着6時00分。12月26日と29日、1月2日に運転されます。
臨時寝台特急「サンライズ出雲91号」は東京駅発22時40分で、出雲市駅着13時43分。12月27日と30日、1月3日に運転されます。92号、91号とも、車両は定期運行される「サンライズ」と同じ285系電車。編成は7両です。
定期便の「サンライズ出雲」は、所要時間が上りは12時間13分、下りは11時間58分なのに対し、この臨時「サンライズ出雲」は上下列車とも約15時間と、ダイヤ編成の都合などから3時間ほど所要時間が長くなります。定期列車の合間を縫って走る臨時列車らしいダイヤですが、その分、貴重な寝台特急を長く楽しめると考えることも可能かもしれません。
乗れる日に運転されていないクルーズトレインなど意味はない。日常走る夜行列車があってこそ、鉄道は利用価値がある。これからは夜行バスの全盛時代に入るのだろうか?
夜行列車は、目的地に前日入りせずに朝から行動できる点にメリットがある。新幹線によってまたその利便性が失われようとしている。新幹線ができることで行動制約がJRによって行われているように思うのだがどうだろう。老朽化とか採算性とか言われているようだが、トータルメリットで考えたらどうなんだろうか。
「絶滅危惧」といっても海外へ行けば「現役バリバリ」
近場の国々でもたくさん走ってますし、乗りたい方はちょっと飛べば、思う存分、味わえますよ。