東急電鉄がベンチャー支援 求む非鉄道的発想
東急電鉄が、自社線沿線で新規ビジネスを行うベンチャー企業を支援します。鉄道会社で初というこの取り組み、背景にはある意図が存在していました。
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今回の受賞企業が考えるビジネスアイディアとは、どのようなものでしょうか。
「東急賞」を受賞したABEJAの事業は、AI(人工知能)で人間の顔を識別する技術を応用。例えば、来店者のカメラ映像から性別・年齢や行動を読み取り、ビッグデータとして蓄積。店舗運営などのマーケティングに活かすことを目指します。
「渋谷賞」を受賞したアクアビットスパイラルズは、バス停やスーパーなど、街中のさまざまな場所でスマートフォンをかざすと、検索なしで自動的に関連情報が得られるシステムを提案しました。
「二子賞」を受賞したサステイナブルエネルギー開発は、鉄道の高架下を活用したバイオマス発電や野菜栽培など、循環型社会を見すえたビジネスを展開する予定です。
「東急アクセラレートプログラム」では今後、2015年12月から支援プログラムを開始。その結果によって、2016年4月から東急電鉄とベンチャー各社との業務提携などの検討が行われるとのこと。東急線沿線で、近いうちに「鉄道会社らしくない」新しく便利なサービスが体験できるかもしれません。
【了】
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