名古屋の見えない新幹線基地を初公開 移動は回送線で JR東海

レア車両が待っていた名古屋車両所

 この日、名古屋車両所には「ドクターイエロー」の愛称を持つ923形新幹線電気軌道総合試験車が入庫。走りながら線路設備を検査する車両で“新幹線のお医者さん”とも呼ばれますが、運転が10日に1回程度しかなく、めったに見られない車両です。

 一行はその「ドクターイエロー」を下からのぞいたり、内部も見学するなど、貴重な出会いを楽しんでいました。

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ツアーでは「ドクターイエロー」などレア車両にも出会えた(2015年11月21日、末吉史樹撮影)。

 また線路の保守・点検に使われる特殊車両も勢揃いし、その迫力ある実演に子どもたちは大喜び。これらの車両も、出動がおもに夜間のため、見かける機会がほとんどないレア車両です。

 今秋実施されたこの「東海道新幹線のおしごとを学ぼう」ツアーについて、JR東海によると告知後、すぐ定員になったとのこと。高い人気を受けて、今後のツアーについても現在、企画中だそうです。

【了】

Writer: 末吉史樹

小学校の校庭横をブルートレインが走り、上空をF4「ファントム」が飛ぶ環境で育つ。旅とグルメを愛し、各地の温泉やおいしい食べ物には目がない。

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